【FX必須スキル】損益計算にレバレッジは関係ない!やり方を分かりやすく解説!

本記事は6000文字あります。

リヒト

こんにちは!リヒトです。

「損益計算って何?どうやるの?分かりやすく教えてほしい」

「損益計算をやる意味はあるの?」

「損益計算ってレバレッジは関係しているの?」

そんなあなたに向けて記事を書きました。

今回は、勝ち組になるために必要不可欠である「損益計算」について、実際に問題を解いていきながら分かりやすく解説していこうと思います。

本記事の内容

  • FXにおける損益計算とは【1トレードでいくらの損益が出るのか計算すること】
  • 損益計算の重要性【リスク管理とメンタルの安定】
  • レバレッジは損益計算に(直接的には)関係ありません。
  • 損益計算のやり方
  • 損益計算の注意点2つ
  • ロットごとの1pipsの利益は?
  • 実際に損益計算をやってみよう

損益計算ができないと1回のトレードで損益がいくら出るのかが分からないため、自分の許容額以上の損失が発生した場合、冷静なトレードができなくなります。

FXにおいて感情的になるのは負け組の特徴です。FXで勝てるようになるには、自分の気持ちをコントロールしなくてはいけません。この記事を読んで「損益計算」のやり方を身につけて常に冷静なトレードができるようにしましょう!

それでは、話していくう(^▽^)/

リヒト

某国公立大学在学中の僕が、
どのサイトよりも分かりやすく解説しています!

目次

FXにおける損益計算とは【1トレードでいくらの損益が出るのか計算すること】

FXにおける損益計算とは、

一回のトレードでいくら利益が出るのか、損するのかを計算すること

損益計算の式は、

取引量×値幅=損益額

です。

正直に言うと、損益計算やロット計算を理解していなくても、FXで取引することはできちゃいますが、

これらを理解せずにFXをしていると、

交通量の多い交差点で一時停止、左右確認をせずに、突き進むようなもの。

要するに、危険だからちゃんとマスターしよう!ってことです。

事故しないように!(運転もFXも)

損益計算の重要性【リスク管理とメンタルの安定】

読者さんの中には、

損益計算の必要性が分からない!

という方もいらっしゃると思うので、損益計算の必要性を説明していこうと思います(^▽^)/

損益計算の必要性は、ズバリ

  • リスク管理に不可欠
  • メンタル面の安定

です。

それぞれ説明していきます!

①リスク管理に不可欠

なぜ損益計算がリスク管理に不可欠かというと、

正確な損益計算をすることによって、自分がどれだけのリスクをとっているかが分かるからです。

リスクというのは、逆指値に引っかかったら損失はいくらになるのか。ってことですね。

そのため、自分には合わない大きすぎるロットを張ってしまう、なんてことが無くなり、

安全な取引をすることができます!10pipsの逆行で損切りになって大損!なんてことはなくなります。

②メンタル面の安定

正確な損益計算ができることで、あらかじめ損失額や大体の利益額が分かるため、

当然、何円損するのか分からないときよりも、取引に対する不安やストレスが軽減されます。

これにより、メンタル面が安定し、より冷静な判断を下すことができるようになります。

レバレッジは損益計算に(直接的には)関係ありません。

読者の皆さんの中には、

損益計算の式にレバレッジが含まれるのか、レバレッジと損益計算の関係は?などと疑問に思ってる方も多いと思います。

結論、

レバレッジは損益計算の式に入っていません

レバレッジというのは、証拠金に対してどれだけのロットを張れるかという要素でしかありません。

業者の最大レバレッジが低ければ、少ないロットしか張れないし、

高ければ少ない証拠金でもたくさんロットが張れる。

ただそれだけのこと。

もう少し詳しく説明していきます。

大体↑のイラストのような流れなので、損益計算の式にレバレッジが「直接的には」絡んでないことが分かると思います。

この「直接的には」というのが大事で、どういうことかというと、

レバレッジを高くすることでより大きなロットを持つことができますよね

これによって利益も損失も拡大するため、

レバレッジは、(損益計算の式には入っていないけど)損益計算に大きな影響を与えます。

なので「直接的」ではなく「間接的」に影響を与える、という理解で大丈夫だと思います。

損益計算のやり方

損益計算の式は

取引量(通貨)×値幅(円・ドルなど)=損益額

pips・ロットについて知りたい方はこちら↓

つまり、FXの損益は

・どれだけのロットの大きさでエントリーして、

・どれくらいの値幅が動いたか。

で決まります。

損益計算の注意点2つ

損益計算をするうえで、気を付けるべきことが2つあります。

  • FX業者によって1ロットの単位が違うこと
  • 買値と売値を間違えないこと

それぞれ説明していきます(^▽^)/

①FX業者によって1ロットの単位が違うこと

注意点①はFX業者によって1ロットの単位が違うことです。

そのため、当然1pipsの利益も違いますよね。

分かりやすくイラストで説明します。

このようにFX業者によって1ロットの大きさが違います。

海外業者は大体1ロット=10万通貨で、国内業者は1ロット=1000通貨、1万通貨が多いですかね。

なので、自分が使っているFX業者の1ロットの大きさを勘違いしていたら1桁、2桁違う結果になってしまうので、

大変なことになってしまいます!

しょうもないミスで損失を出さないように、自分の使っているFX業者の1ロットの大きさを必ずチェックしましょう!!

②買値と売値を間違えないこと

注意点②は、買値と売値を間違えないことです。

損益計算の時に、買いエントリーか売りエントリーかによって、計算で使う値が異なります。

どういうことかというと、

売りエントリーの時は、建値=売値となり、

損切り幅を出すには、「逆指値-売値=損切り幅」です。

もし、間違えて建値=買値にした場合、

逆指値-買値=損切り幅となり、本来の損切り幅より小さくなるため、本来の損失額よりも少なくなる。

そのあとに実際に逆指値注文が約定されると、

思っていたよりも大きい額で損切りされた、、、ていうことになる!!

想定外の損失を出してしまったから取り返さないと、と思って普段ならしないようなところでエントリーしてしまったり、

あるいは、取り返すために本来張るべきでない大きさのロットを張ってしまったりと、

その後の資金管理やメンタルに悪い影響が出てしまう可能性があります!

だから、絶対に売値と買値を間違えないこと!!!

ロットごとの1pipsの利益は??(おまけ)

次はロットごとの1pipsの利益の求め方を解説していこうと思います。

早く実際の問題を解きたいって方はこちら←飛ぶぞ(計算問題に飛びます)

1pipsの利益は、ドル円、クロス円などの決済通貨が「円」である通貨ペアと、「円以外」の通貨ペアで異なります。

なんで

今から詳しく解説していきます!

まずは、ドル円・クロス円の場合です。

取引量(通貨)×値幅(円・ドルなど)=損益額

次は、ユーロドルの場合です。

1pipsの利益は、単位がドルになるので、「円」にするには、この数字にドル円レートをかけなければなりません。

そうすると、

↑のようになります!1pipsの利益額が違いますよね??

ユーロドルの利益の方が大きい!!

そうゆうことです!

じゃあ、最後にポンド/豪ドルも見てみましょう!

1pipsの利益は、単位が豪ドルになるので、「円」にするには、この数字に豪ドル円レートをかけなければなりません。

そうすると、

↑のようになります!今回の1pipsの利益額はどうですか??

ドル円の利益の方が大きい!!

そうなんです。

つまり、かけるレートが100円より大きければ、ドル円・クロス円より利益・損失が大きくなり、

逆に100円より小さければ、ドル円・クロス円より利益・損失が小さくなるってこと。

ということは、1pipsの利益が同じの時は、かけるレートが100円になれば、1pipsの利益が等しくなるんです!

損益計算の問題を解いてみよう!

注意点もしっかり学んだので、実際に計算問題を解いていきましょう!!

問題を4問用意しました!

取引量(通貨)×値幅(円・ドルなど)=損益額

上の式を使って皆さんも一緒に解いてみてください(^▽^)/

1ロット=10万通貨で計算しています。)

問1 

  • チャートはドル円
  • 買いでエントリーを検討中
  • 買値157.111、売値157.086、逆指値156.906

2ロット=20万通貨を張る場合、逆指値注文が約定したら損失はいくらなのか計算して求めよ。

答え合わせ←押してね

A,41000円

<解説>

それでは解説(^▽^)/

損益計算の式は、

取引量(通貨)×値幅(円・ドルなど)=損益額」です。

ではまずは、取引量。

これは問題文に書いてある通り、2ロット=20万通貨ですね。

素直に20万通貨を代入。

次は、値幅。

今回は、逆指値までの値幅なので、「損切り幅」を求めます。

今回は、買いエントリーだから、

建値=買値

つまり、買値-逆指値=損切り幅

157.111-156.906=0.205円

必要な数字がそろったので、計算すると、

20万通貨×0.205円=41000円

損失額は41000円です!

ちなみに、157.111-156.906=0.205円と出ましたが、これをpipsに直すとどうなるか分かりますか?

ドル円、クロス円は、1pips=1銭です。(小数点第二位のところ)

pipsについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください!

問2

  • チャートは、ユーロ円
  • 買いでトレードを検討中
  • 買値169.023、売値168.990、指値169.852

0.25ロット張る場合、指値注文が約定したら利益はいくらなのか計算して求めよ。(1ロット=10万通貨とする)

答え合わせ←押してね

A,20725円

<解説>

それでは解説(^▽^)/

損益計算の式は、

取引量(通貨)×値幅(円・ドルなど)=損益額」です。

ではまずは、取引量。

これは問題文に書いてある通り、0.25ロット=25000通貨ですね。

素直に25000通貨を代入。

次は、値幅。

今回は、指値までの値幅なので「利益幅」を求めます。

今回も買いエントリーだから、

建値=買値

つまり、指値注文=買値=利益幅

169.852円-169.023円=0.829円

必要な数字がそろったので、計算すると、

25000通貨×0.829円=20725円!

利益額は、20725円です。

次からは、決済通貨が円じゃないパターンです!

問3

  • チャートはユーロドル
  • 売りでトレードを検討中
  • 買値1.06726、売値1.06704、逆指値1.06958
  • その時のドル円のレートは、157.324円

5ロットを張る場合、逆指値注文が約定したら損失はいくらなのか計算して求めよ。(1ロット=10万通貨とする)

答え合わせ←押してね

A,199,799.48円

<解説>

それでは解説(^▽^)/

損益計算の式は、

取引量(通貨)×値幅(円・ドルなど)=損益額」です。

ではまずは、取引量。

これは問題文に書いてある通り、5ロット=50万通貨ですね。

素直に50万通貨を代入。

次は、値幅。

今回は、逆指値までの値幅なので、「損切り幅」を求めます。

今回は売りエントリーだから、

建値=売値

つまり、逆指値-売値=損切り幅

1.06958ドル-1.06704ドル=0,00254ドル

必要な数字がそろったので、計算すると、

50万通貨×0.00254ドル=1270ドル

答えは1270ドル!でもいいんですが、せっかくなら分かりやすく「円」に直しましょう!

ということで、ドル円のレート157.324円をかけると

1270ドル×157.324円/ドル=199,799.48円!

損失額は、199,799.48円です!

決済通貨が円じゃない通貨ペアは、最後にひと手間が必要!

簡単簡単♪

ちなみに、1.06958-1.06704=0.00254ドルと出ましたが、これをpipsに直すとどうなるか分かりますか?

小数点第4位が1pipsです!

ということは、0.00254=25.4pips

問4 最終問題です。

  • チャートは、ドル/カナダドル
  • 売りでエントリーを検討中
  • 買値1.37755、売値1.37725、指値1.37580

0.05ロット張る場合、指値注文が約定したら利益はいくらなのか計算して求めよ。(1ロット=10万通貨とする)

以下の中から、必要な数字を使ってください。

ドル/円のレートは、156.87

ユーロ/カナダドルのレートは、1.46978

カナダドル/円のレートは、114.506

3

2

1

答え合わせ←押してね

A、830.17円

<解説>

それでは解説(^▽^)/

損益計算の式は、

取引量(通貨)×値幅(円・ドルなど)=損益額」です。

ではまずは、取引量。

これは問題文に書いてある通り、0.05ロット=5000通貨ですね。

素直に5000通貨を代入。

次は、値幅。

今回は、指値までの値幅なので「利益幅」を求めます。

今回は売りエントリーだから、

建値=売値

つまり、売値-指値=利益幅

1.37725−1.37580=0.00145カナダドル

必要な数字がそろったので、計算すると、

5000通貨×0.00145カナダドル=7.25カナダドル

答えは7.25カナダドル!でもいいんですが、せっかくなら分かりやすく「円」に直しましょう!

ということで、カナダドル/円のレート114.506円をかけると

7.25カナダドル×114.506円/カナダドル=830.17円

利益額は830.17円!

これで演習問題は終わりです!

最後に伝えたいこと:金額に惑わされるな!

FX初心者の方に伝えておきたいことが、「金額と値幅の関係」についてです。

FXは「大金を稼ぐ=すごいこと」みたいな風潮がありますよね。

1撃100万円!

などと、SNSを見れば、こういうのがたくさんあると思います。

しかし、1回のトレードで100万円の利益といっても、

このように、100ロットで10pipsとるのと、1ロットで1000pipsとるのは利益は同じですが、

トレード内容は全然違います!

どちらが正しい、どちらが間違いであるとは思いません。

手法に正解はないし、100人いれば100通りの手法があると思うので。

ここで伝えたいことは、金額に騙されずに、トレードの中身を見るようにしよう!!てことです!

金額に惑わされずにトレードの中身を見る!!

まあ、そもそも稼いでること自体が嘘なんてことはよくあるので、金額ではなくトレードの中身を見てみてください!

騙されないよーに!!

まとめ:損益計算は成功するトレーダーにとって必須のスキル

リヒト

お疲れさまでした!!

今回の記事では、値幅やロット数を基にした損益計算方法を紹介し、具体的な計算問題を解きました!

取引量(通貨)×値幅(円・ドルなど)=損益額

↑これだけ覚えていってください!

損益計算は、結構適当に覚えていたり、あるいはよくわかっていないままトレードされている方が多いと思います。

でも、この損益計算の知識というのは、資金管理をするうえで必要不可欠の知識なので、しっかり頭に入れて自分で計算できるようにしましょう!

じゃ、ばいばい

損益計算と同じでロット計算も勝ち組になるための必須スキルです。やっていない人は損しています。↓↓

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この記事を書いた人

2004生まれ。 
FP2級の資格保有。
FX勉強中🖋📖 アウトプットとして、当ブログを運営。
某国公立大学在学中の僕が、どのサイトよりも分かりやすくFXの解説をしています!
皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
最近、おろちんゆーにはまった。

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