こんにちは!リヒトです。
読者の皆さんの中には、「スプレッド・pips(ピップス)って何?」、「スプレッドの計算方法は?」、「国内業者と海外業者はどっちがいいの?」などの疑問を持つ方が多いと思います。
そこで今回は、スプレッドとpips(ピップス)についてどこよりも分かりやすく解説していこうと思います!
この記事は以下のような方におすすめです!
- スプレッドとpipsについて知りたい
- スプレッドの計算方法を知りたい
- 一般的なスプレッドの大きさを知りたい
今回の記事を読めば、FXの基礎知識である、スプレッドとpipsについて深く理解できるようになると思います!
それでは話していくう(^▽^)/
FXで勝てる確率は50%ではない理由
「スプレッド」の説明に入る前に、以下のイラストを見てみてください。
仮にあなたが、100円で買いエントリーし、利確ラインは105円、損切りラインは95円とします。
一見、上に5円、下にも5円で、エントリーした額からの幅は全く同じであるため、
すべて運に任せたら、50%の確率で勝てそうですよね??
50%ということは、
FX初心者でも、2回やったら1回勝てる。でも実際はそんなことないですよね。
なぜでしょうか。
それは、FXには、今回説明する「スプレッド」というものがあるから!
スプレッドとは手数料のこと!
簡単に言うと、スプレッドとは、手数料のようなものです。
スプレッド≒手数料
それでは、詳しく解説していきます(^▽^)/
スプレッドとは
よくニュースで、
「現在のドル円相場は、156.40円から156.50円の間で取引されています。」
なんて言葉を聞きませんか?
今回の場合、156.50円と156.40円の差である10銭がスプレッドということなります。
ちなみに、156.50円を買値(ask)、156.40円を売値(bit)と呼びます。
一般的に、買うときは安く、売る時は高く売りたいですよね。
でも、売る時も買うときもスプレッド分だけ不利な位置からスタートします。
だから、買ってすぐ売ったとしたら、この場合、10銭分の損失が出ちゃいます。
そのため、はじめはスプレッド分だけ自分が狙っている方向に価格が動いてくれるまでは含み損です。
スプレッドが広くなればなるほど、エントリー直後の含み損が大きくなります。
スプレッドのコストの計算方法
スプレッドのコストの計算方法はとても簡単で、
「スプレッド×取引数量」で求めることができます。
では、問題です。
① 米ドル/円のスプレッドが0.3銭のときに、米ドルを1万通貨取引する場合のスプレッドによるコストは?
「0.2銭×1万通貨=2,000銭」、つまり20円ということになります。
銭から円にするときは、100で割るか、小数点を2つ左にずらしてください。
② 米ドル/円のスプレッドが1.1銭のときに、米ドルを1万通貨取引する場合のスプレッドによるコストは?
「1.1銭×1万通貨=11000銭」、つまり110円ということになります。
スプレッドは狭いほうがいいけど
もちろん、スプレッドは狭いほうがいいです。(はじめの含み損が少なくなるので)
だけど、トレードの幅を広げるために、口座レバレッジ(最大レバレッジ)は高いほうがいい。
- 口座レバレッジ(最大レバレッジ)
-
使用している口座の最大レバレッジ(1000倍や25倍など)のこと。
しかし、レバレッジ規制のない海外業者は国内口座に比べて、スプレッドがとにかく広いです。
レバレッジ25倍まででいいなら、国内業者でいいと思いますが、少額から稼ぎたいなら、レバレッジが高い海外業者がいいかなーと僕は思います。
でも、海外業者はスプレッドが広い。
これが、業者選びの難しいところですね。
自分に合ったFX業者を選びたい方は、以下の記事を読んでいただければと思います。
では、実際に比較してみましょう。
まずは国内口座のスプレッドです。
引用:投資塾
つぎは、海外口座のスプレッドです。
国内口座と海外口座のスプレッドを比べてみると、一目瞭然ですね。
ドル円を見てみると、海外口座のスプレッドは国内口座の10倍近く差があるところもあります。
ここで、
海外口座のスプレッド表を見てみると、〇〇pipsと書いてありますね。
この「pips」とは何なのでしょうか?
pipsとは共通の通貨単位の名称
先ほどから、0.1「銭」と、日本の単位を用いて解説してきました。
例では、ドル円ばっかり出していましたが、当然、FXで取引できるのはドル円だけじゃありません。
- 米ドル/円 (USD/JPY)
- 英ポンド/円 (GBP/JPY)
- NZドル/円 (NZD/JPY)
- スイスフラン/円 (CHF/JPY)
- 南アランド/円 (ZAR/JPY)
- ユーロ/米ドル (EUR/USD)
- 豪ドル/米ドル (AUD/USD)
まだまだたくさんありますが、取引できる通貨ペアの一例です。
通貨ペアの呼び方
ドルが絡んでいる通貨ペアは「ドルストレート」と呼んで、
それ以外の通貨ペアは、「クロス○○」と呼びます。
例えば、イラストのように、ドル円以外の円が入っている通貨ペアは「クロス円」で、
ユーロドル以外でユーロが入っている通貨ペアは「クロスユーロ」と呼びます。
また、「1万通貨買う/売る」といいますが、
「通貨」とは通貨ペアの左側の通貨の単位のことです。
つまり、ドル円なら、1万「ドル」をユーロドルなら、1万「ユーロ」を買う/売るということです。
それでは、pipsの説明に入っていきます。
ドル円のチャートの縦軸を見てみると、
1ドルに対しての円の価格(1ドル=156.10)が表示されているのに対し、
右のユーロドルのチャートを見てみると、
1ユーロに対してのドルの価格(1ユーロ=1.08225)が表示されています。
このように、決済通貨が円以外だと「銭」という表現は使えません。
決済通貨がドルだったら、「セント」、ポンドだったら、「ペンス」といった感じですね。
決済通貨とは、通貨ペアの右側の通貨のことを指します。
左側の通貨は主軸通貨といいます。
でも、それだと決済通貨が変わるごとに言い方を変えなければいけません。
それは非常にめんどくさい。
てことで、それを解消してくれるのが「pips(ピップス)」です!
つまり、
pipsは、共通の通貨の単位の名称になる!ってことです。
「pips= Percentage in Point」 の頭文字をとった名前で、
pipsを用いることでどんな通貨ペアでも同じように値幅を表現することができます!
1pip=1銭で、
1pipは、基本的にチャートの縦軸の数字の小数点最下位の一つ隣の数字です。
つまり、例えば、
ドル円の場合、157.165から157.325まで上昇したとすると、
その差は0.160で、小数点最下位の一つ隣(小数点第2位)の数字が1pipであるから、
0.160=16pipsになる!
ユーロドルの場合も同様で、
1.08185から1,08050に下落した。
その差は0.00135で、小数点最下位の一つ隣(小数点第4位)の数字が1pipであるから、
0.00135=13.5pipsになるってこと。
このように、どんな通貨ペアであっても一律で単位を把握できるから、
pipsはすごく便利なんです!
以上を踏まえて、もう一度、スプレッド表を見てみましょう!
引用:投資塾
1銭=1pipなので、国内業者のドル円のスプレッドは、0.1~0.2pipsくらいであると言えますね!
ということは、ほぼほぼ含み損がないってこと。
国内業者すご!
僕、国内業者で口座開設しよ!
ちょっと待ってください!
確かに、スプレッドが狭いということは、含み損が少ないんですけど、
スプレッドが狭いには理由があります。
スプレッドが狭くても、、
・取引できる通貨ペアが少ない(取引量が多く、流動性が高い通貨のみ)
逆に、スプレッドが広くても(海外業者など)
・取引できる通貨ペアが多い(通貨ペアだけじゃなくて、金、株価指数、仮想通貨、原油などなど)
・約定力が高い
FXの約定力とは?低スプレッドに騙されるな!
まあ、自分のトレードスタイルに合わせて、選ぶのが一番。
僕は、通貨だけでなく、株価指数・gold(金)・silver(銀)・ビットコイン(仮想通貨)なども見るので、海外口座のXMを使っています。
最後に、
SNSを見ていると、「毎日安定して100pips稼げる!」とか言っている方いますが、
1pip=1銭、ということは100pips=1円分の値動き!!
本当だったらすごいですね。
先出しなどもされている方がいますが、投資は自己責任なので、
真似するのは勝手ですが、ちゃんと情報を精査して安易に信じないようにしましょう!
自分の身は自分で守る!
終
まとめ:スプレッドとpips
お疲れさまでした!
今回は、「スプレッド」と「pips」について解説しました!
今回の記事のまとめです。
- スプレッド≒手数料
- 国内口座はスプレッドが狭い
- 海外口座はスプレッドが広い
- pipsとは共通の通貨単位の名称
スプレッドとpipsについてしっかり理解ができたと思います!
スプレッドはが狭い=正義ではないので、安易にスプレッドが狭いから、という理由でFX業者を選ばないようにしましょう!
しっかり自分のトレードスタイルを考えて、自分に合ったFX業者を選んでくださいね!
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