こんにちは!リヒトです。
「オセアニア市場って何?」
「トレードしちゃいけない時なんてあるの?」
「いつでもトレードできるんだからいつやってもいいじゃん。なんでダメなの?」
そんなあなたに向けて記事を書きました。
今回は、「オセアニア市場とは何か、なぜオセアニア市場でトレードしてはいけないのか」について詳しく解説していきます(^▽^)/
本記事の内容
- FXは平日24時間取引可能
- オセアニア市場とは
- オセアニア市場でトレードすべきでない理由
FXは平日24時間取引ができますが、各国の都市の市場ごとに取引量の差や値動きの傾向に違いがあります。
これを知らないで自分の都合でトレードしてしまうと無駄な負けを増やしてしまったり、値動きのない時間にトレードしてしまったり、、、、なんてことも。
そこで今回の記事を読めば、オセアニア市場でなぜトレードしてはいけないのかが分かり、オセアニア市場でトレードしていた人は、負けを減らすことができます。
それでは話していくぅ(^▽^)/
某国公立大学在学中の僕が、
どのサイトよりも分かりやすく解説しています!
すべての市場の特徴を一気に勉強したい方は以下の記事を読んでみてください。
FXは平日24時間取引可能!
外国為替市場は株式の証券取引所のように実際に取引所があるわけではなく、電話やインターネットを通じて平日であれば基本的に24時間取引が行われています!
外国為替市場は、様々な国や地域の交換(売買)が行われる市場のこと。
FXは平日24時間取引が行われている
外国為替市場は、インターバンク市場と対顧客市場の2つに分けられます。
この記事では、詳しく解説しないので、「外国為替市場の仕組み」に興味がある方は以下の記事を読んでみてください。
24時間のサイクルの中で、それぞれの国の都市のビジネスマンが働く8時、9時~16時、17時くらいの時間帯には、その都市での取引量が増えます。
それらの取引量が増える時間帯を3大市場といい、
・東京市場(9:00~17:00)
・ロンドン市場(15:00~24:00)
・ニューヨーク市場(21:00~5:00)
です。
読者の方の中には、明確にそれぞれの市場時間が決まっていると考えている方もいるかもしれませんが、
それは違って、厳密に各市場が〇時~〇時までという明確な区切りはありません!
ただ単にそれくらいの時間に取引量が増えるよね。じゃあ、この時間帯を○○市場って呼ぼうって感じです。
〇時から○○市場が始まって〇時くらいに終わるという、相場参入者の「共通認識」がある、って感じ。
この記事では、すべてサマータイムで説明していきます(^▽^)/
この記事を冬時間に見ている方は、1時間ずらして考えてください!
3大市場のうち、ロンドン市場、ニューヨーク市場は夏時間と冬時間で時間が変わります。
夏時間:3月の第二日曜日~11月の第一日曜日
冬時間:11月の第一日曜日~3月の第二日曜日
外国為替市場は土日(週末)はお休みです。
(仮想通貨は土日も含めて原則24時間365日取引できます。)
お休みはいつからいつまでなの?
休み期間は、具体的に「金曜(ほぼ土曜日)の何時から月曜の何時まで」というのは、FX業者ごとに若干異なることがあるので、自分の使っているFX業者を確認することをおすすめします。
国内業者の「DMM FX」の休み期間は、土曜日の5:50~月曜日の6:59までです。
海外業者のXMの取引時間は、以下の通りです。
外国為替市場は、平日であれば24時間開いていますが、その間、常に同じような取引がされているわけではありません。
各国の都市の市場ごとに取引量の差や値動きの傾向に違いがあります。
各市場時間は以下の通りです。
今回の記事では、「オセアニア市場」について解説していきます。
それでは行きましょうー
オセアニア市場(5:00~13:00)
それではオセアニア市場についてです。
(オセアニア市場は3大市場に入っていません)
オセアニア時間の主な市場
・ウェリントン市場(ニュージーランド)
・シドニー市場(オーストラリア)
つぎは、オセアニア市場でトレードすべきでない理由を解説します。
早朝のオセアニア市場でトレードすべきでない理由
早朝のオセアニア市場でトレードすべきでない理由は、
「スプレッドの拡大が起こるから」
「テクニカル分析が効きにくく、重要なラインをブレイクしても伸びにくいから」
です。
それぞれ解説していきます。
スプレッドの拡大が起こるから
早朝の時間帯は、相場参入者自体が少ないため、取引量が少なく、ほかの時間帯に比べて基本的に値動きがありません。
取引量が少ないところに急に大きな注文(大口の注文)が入ると価格が一気に飛びます。
基本的に相場参入者の多い市場では買いと売りの両方の勢力が常に一定数存在しています。
その両者の戦いの結果から買いが優勢になれば価格は上がり売りが優勢になれば価格は下がります。
どちらかに勢力が傾いていても、必ず劣勢側の勢力が対抗するためにある程度の取引をしているので、
取引量が多い時間帯であれば、価格が一気に飛ぶことはありません。
しかし、オセアニア市場のように相場参入者自体が少ない、つまり買い勢力も売り勢力も両方とも少ない場合は、
そもそもの戦い自体がほとんどない状況。
そこに急に大きな注文が入っていしまうと対抗する勢力の注文が入らないため、価格が一気に飛んでしまうってわけです。
こういった突発的なレート変動が起こるということは、
スプレッドの拡大が起こるということ。
相場参入者が少ない=突発的なレート変動=スプレッドの拡大
取引しづらそうだな、、
そうです。オセアニア市場は、突発的なレート変動によるスプレッドの拡大が起こるため、トレードに適した時間とは言えませんね。
テクニカル分析が効きにくく、重要なラインをブレイクしても伸びにくいから
オセアニア市場や東京タイム、0:00以降に大事なラインをブレイクしても値動きは生まれません。
大きな値動きが生まれるためには、取引量が大事。
なぜなら、大きくレートが走るためには①新規の売り買いと②決済の売り買いが必要だから。
新規の注文と決済の注文が同じ方向の時に、価格は大きく伸びる。ダブルの圧力。
そもそもの取引量が少ないと、大事なラインをブレイクしてもついてくる人がいない(新規の注文がない)、そして、損切りの注文量も少ない。
だから取引量が少ない時にブレイクしても伸びないってこと。
どの時間帯に大事なラインを抜けたかっていうのは、利益目標も変わってくるから、「時間帯」を意識するのは大事。
ダブルの圧力について詳しく知りたい方は↓
ちょっと難しいんですが、ここは本当に重要なのでしっかり理解してほしいです!!
基本的に相場というのは、
「新規の買い」、「新規の売り」だけでは大きな価格変動への原動力にはなりません。
初心者の方は見落としがちなんですが、「エントリーの売り買い」以外にも、「決済の売り買い」も存在しています。
買いでエントリーしたら、利確(損切り)するときは売りの注文を出さなければなりません。
・ロングの決済注文は売り
・ショートの決済注文は買い
エントリーと決済の注文は逆になると覚えていただければ。
FXには、
①新規の注文
②決済の注文
の2つの種類の注文があります。
基本的にどちらか一方だけで価格が大きく動くということは少なく、
①と②で同じ方向に注文が入っていた時に価格は勢いをもって動き出します。
さらに決済注文には
①利確決済(プラス)
②建値決済(プラマイゼロ)
③損切り決済(マイナス)
の3種類があって、その中でも反対勢力の原動力となりやすいのが③損切り決済です。
なぜか。
それは、利確決済や建値決済の位置は、みんなバラバラだと思いますが、
損切り決済の場合は、目立つ水平線の下(上)、押し安値、戻り高値などある程度、
位置が決まっているから。
イラストで説明していきます(^▽^)/
意識されている水平線。
水平線の上には買いの新規注文。
水平線の下には買いの損切り注文、つまり決済の売り注文。
水平線付近には注文が集中している。
売り手は、買い手の損切りを狩るために売り注文を出す。
ラインをブレイクしたことで買いの損切り注文(売り)が約定される。
さらに、ブレイクしたことで、さらなる新規の売り注文が入ってくる。
で価格はさらに伸びていく(ダブルの圧力)
新規の売り+決済の売り
「ダブルの圧力」
このダブルの圧力を理解すれば、伸びていく場所が分かるようになります!!
同水平線付近での攻防が長ければ長いほど、
損切り注文が溜まっていれば溜まっているだけブレイクした時の価格の伸びはすごいです。
相場の値動きを考えるうえで必要不可欠な知識なのでしっかり理解しましょう!!
まとめると、
オセアニア市場は、
・値動きが少ない
・スプレッドが急に広がる
・分析が効きづらい
→トレードに向かない時間帯!寝ましょう!
しかし、ただ一つだけオセアニア市場にチャートを見たほうがいい理由は、
月曜の一番最初のローソク足でできる「窓」を確認すること。
窓には、「開いたら埋める」という傾向があります。
窓が開いたら埋まる方向に注文が入りやすいから、それに乗っかれば利益が出やすいって感じです。
(窓埋めトレードが禁止されている業者もあるので注意が必要です)
まとめ:早朝は寝ましょう
お疲れさまでした!
今回の記事では、「なぜ早朝のオセアニア市場でトレードすべきでないのか」について解説しました。
記事のまとめ
- オセアニア市場は、
・値動きが少ない
・スプレッドが急に広がる
・分析が効きづらい
→トレードに向かない時間帯!寝ましょう!
初心者の方はトレードチャンスを逃したくないという気持ちで時間がある時はチャートを見て、いつも「よし!稼ぐぞ!」とガツガツしている方もいると思います。
しかしトレードに適していない時間帯に意気込んでいても値動きが少なかったり、テクニカル分析が効きにくかったりするので、こういう時間帯にトレードをするのはおすすめしません。しないほうがいいです。
トレード回数は増えるかもしれませんが、その分負けトレードが増える可能性が高いです。
FXはいかに負けトレードを減らせるかがとても大事です。
トレードにおすすめの時間帯は、ロンドン市場とニューヨーク市場です。
詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください↓