【知らなきゃ損】おすすめの稼げる時間帯、各市場の特徴まとめ【FX初心者必見】

注意:本記事は12000字あります。どのサイトよりも詳しく書いてしまったので”大ボリューム”の記事になってしまいました(o*。_。)oペコッ

本気でFXを頑張りたい方以外は読むのをおすすめしません。

リヒト

こんにちは!リヒトです。

「何にも気にせずトレードしてた、、、よく動く時、動かない時があったのは時間帯や市場が原因だったの!?」

「稼ぎやすい時間帯ってあるの?各市場ではどんな特徴があるの?おしえてほしい!」

そんなあなたに向けて記事を書きました。

今回は、勝ち組になるために知っておくべき「稼げる時間帯」、そして「各市場の特徴」について、詳しく解説していこうと思います。

本記事の内容

  • FXは平日24時間取引可能
  • 各市場ごとの特徴【オセアニア・東京・ロンドン・ニューヨーク】

稼げる時間帯、各市場の特徴を知らずにトレードしていた方は、非常にもったいないです。そんな方は今回の記事を読むことで、効率的に稼げるようになるだけでなく、手法の勝率も高くなります。

それでは話していくぅ(^▽^)/

リヒト

某国公立大学在学中の僕が、
どのサイトよりも分かりやすく解説しています!

目次

FXは平日24時間取引可能!

外国為替市場は株式の証券取引所のように実際に取引所があるわけではなく電話やインターネットを通じて平日であれば基本的に24時間取引が行われています!

外国為替市場は、様々な国や地域の交換(売買)が行われる市場のこと。

FXは平日24時間取引が行われている

外国為替市場は、インターバンク市場と対顧客市場の2つに分けられます

この記事では、詳しく解説しないので、「外国為替市場の仕組み」に興味がある方は以下の記事を読んでみてください。

24時間のサイクルの中で、それぞれの国の都市のビジネスマンが働く8時、9時~16時、17時くらいの時間帯には、その都市での取引量が増えます。

それらの取引量が増える時間帯を3大市場といい、

・東京市場(9:00~17:00)

・ロンドン市場(15:00~24:00)

・ニューヨーク市場(21:00~5:00)

です。

読者さんの中には、明確にそれぞれの市場時間が決まっていると考えている方もいるかもしれませんが、

それは違って、厳密に各市場が〇時~〇時までという明確な区切りはありません!

ただ単にそれくらいの時間に取引量が増えるよね。

じゃあ、この時間帯を○○市場って呼ぼうって感じです。

〇時から○○市場が始まって〇時くらいに終わるという、相場参入者の「共通認識」がある。

この記事では、すべてサマータイムで説明していきます(^▽^)/

この記事を冬時間に見ている方は、1時間ずらして考えてください!

3大市場のうち、ロンドン市場、ニューヨーク市場は夏時間と冬時間で時間が変わります。

夏時間:3月の第二日曜日~11月の第一日曜日

冬時間:11月の第一日曜日~3月の第二日曜日

外国為替市場は土日(週末)はお休みです。

(仮想通貨は土日も含めて原則24時間365日取引できます。)

お休みはいつからいつまでなの?

休み期間は、具体的に「金曜(ほぼ土曜日)の何時から月曜の何時まで」というのは、FX業者ごとに若干異なることがあるので、自分の使っているFX業者を確認することをおすすめします。

国内業者の「DMM FX」の休み期間は、土曜日の5:50~月曜日の6:59までです。

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海外業者のXMの取引時間は、以下の通りです。

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外国為替市場は、平日であれば24時間開いていますが、その間、常に同じような取引がされているわけではありません。

各国の都市の市場ごとに取引量の差や値動きの傾向に違いがあります。

この記事では、外国為替市場のサイクルに沿って、各市場ごとの特徴をどこよりも詳しく解説していきます(^▽^)/

各市場ごとの特徴

これから各市場ごとの特徴を説明していきます。

オセアニア市場→東京市場→ロンドン市場→ニューヨーク市場

の順で説明します。

後ほど説明しますが、各市場時間は以下の通りです。

オセアニア市場(5:00~13:00)

まずはオセアニア市場です!

(オセアニア市場は3大市場に入っていません)

オセアニア時間の主な市場は、

・ウェリントン市場(ニュージーランド)

・シドニー市場(オーストラリア)

早朝の時間帯は、相場参入者自体が少ないため、

取引量が少なく、ほかの時間帯に比べて基本的に値動きがありません

取引量が少ないところに急に大きな注文(大口の注文)が入ると価格が一気に飛びます。

基本的に相場参入者の多い市場では買いと売りの両方の勢力が常に一定数存在しています。

その両者の戦いの結果から買いが優勢になれば価格は上がり売りが優勢になれば価格は下がります。

どちらかに勢力が傾いていても、必ず劣勢側の勢力が対抗するためにある程度の取引をしているので、

取引量が多い時間帯であれば、価格が一気に飛ぶことはありません

しかし、オセアニア市場のように相場参入者自体が少ない、つまり買い勢力も売り勢力も両方とも少ない場合は

そもそもの戦い自体がほとんどない状況

そこに急に大きな注文が入っていしまうと対抗する勢力の注文が入らないため、価格が一気に飛んでしまうってわけです。

こういった突発的なレート変動が起こるということは、

スプレッドの拡大が起こるということ。

相場参入者が少ない=突発的なレート変動=スプレッドの拡大

取引しづらそうだな、、

そうです。オセアニア市場は、突発的なレート変動によるスプレッドの拡大が起こるため、トレードに適した時間とは言えませんね。

さらに、相場参入者が少なく取引量が少ないと分析自体も機能しづらくなるので、わざわざ早起きしてトレードする必要はないかな、と思います。

オセアニア市場は、

トレードに向かない時間帯!寝ましょう!

しかし、ただ一つだけオセアニア市場にチャートを見たほうがいい理由は、

月曜の一番最初のローソク足でできる「窓」を確認すること。

窓には、「開いたら埋める」という傾向があります。

窓が開いたら埋まる方向に注文が入りやすいから、それに乗っかれば利益が出やすいって感じです。

(窓埋めトレードが禁止されている業者もあるので注意が必要です)

東京市場(9:00~17:00)

次は、東京市場です!

東京時間の主な市場は、

・東京市場(日本)

・香港市場(中国)

・シンガポール市場(シンガポール)

13時くらいまではオセアニア市場も開いています。

先ほども言ったように〇〇市場というのは、その時間にその都市での取引が盛んになるだけ。

だから同時に取引が多い都市が存在するのは当たり前。

東京市場とオセアニア市場はかぶっている時間がある。

東京市場は、午前中の取引量が比較的多くて、午後は徐々に取引量が減少していきます

このような傾向は、基本的にどの市場にも共通しますが、東京市場は特にこの傾向が顕著です。

そのため、

9:00~11:30 前場(ぜんば)

12:30~15:00 後場(ごば)

と呼びます。(東京市場だけ)

午前と午後で言い方が変わるくらい値動きに差があるってことですね。

東京市場では円がらみの通貨ペア、つまり

クロス円の取引が多く行われます。

東京市場ではドル円やクロス円などの円絡みの通貨ペアの取引量が多くなる!

特にドル円は東京市場で行われている取引の6割を占めます!!

取引量が多いということは、スプレッドが広がりづらく、分析も効きやすいので、

ドル円、クロス円に関しては、オセアニア市場と比べると格段にトレードがしやすいです。

それでは、時間の流れに沿って東京市場で抑えるべきところを解説していきます(^▽^)/

東京市場の流れ

<9:00> 東京市場が開く

すべての市場に共通しますが、「初動は動きやすい」です。

なぜかというと、大口がマーケットのオープンと同時に注文するからです。

東京市場では、もちろん日本の大口たちの注文が中心です。

<9:55> 東京仲値が決まる

東京仲値は、銀行の値決め。

つまり、その日のドル円(など)のレートを決めることです。この時間が東京市場の1番のイベントで激アツな時間です。

なぜ仲値を決めるかというと、

簡単に言うと、仲値を決めないとめんどくさいからです。

私たちがトレードしているドル円は1日を通してむちゃくちゃ変動します。両替などの時に、常に現在レートを確認するのは大変です。

仲値を決めないと、、、、

全部レートが違ったら、どの時のレートを使えばいいのかわからない!!

めんどくさい!!

だから、今日は、1ドル○○円で取引します!!ていう価格を決めるわけです。

この時のレートが仲値。

仲値は9:55の段階でのドル円のレートが決まって、10:00に発表されます。

ここで、仲値を動かすことを目的とした大きな注文が10:00前に多く入ります。

それによって、全体的な注文量が増え、取引量が増え、

値動きが激しくなる。

ここで注意なのが、取引量が増える≠値動きが激しいてこと。

取引量が多いということは、単純に両勢力の全体の数が多いということ。

じゃあ、値動きが激しいとは?

勢力の強さがはっきりしていること

つまり、価格がはっきりと上昇or下降している状況のことです。

取引量が増えても、両勢力の注文が同じくらいだった場合は、価格は上下しないので、値動きはほとんどありません。

取引量が増える&買いばっかり増える(売りばっかり増える)という場合は、値動きが激しくなります。

ちなみに、ドル高円安方向に動きやすい傾向があります。

この傾向を利用した「仲値トレード(10時前に円を売って仲値発表後に決済)」をされている方もたくさんいます。

特に、五十日(ごとうび)はドル高円安の傾向がよくあらわれます。

五十日とは、5日、10日、15日、20日、25日、30日です。5の倍数。

<11:00> ほかのアジア市場も参入

11:00なると、ほかのアジア市場(特にシンガポール市場や香港市場)も動き出して、

取引量が増加します。

複数の大きな市場が重なると、大きな市場同士の取引も行われます。

この時間は、オセアニア市場もまだ重なっているので特にたくさんに市場が重なっている時間です。

AUD・NZD・JPYの通貨の流通量が多いです。

<12:00~13:00> お昼休み

12:00~13:00頃になると、日本はお昼休みに入ります。

お昼休みまでは値動きが活発ですが、それ以降は落ち着いてくる傾向があります。

東京市場の全体的な流れはこれで終わりです!

次は、東京市場の値動きの特徴について解説します(^▽^)/

東京市場の値動きの特徴

値動きの特徴は一つです!

レンジ相場が多い

レンジ相場とは、 一定の変動幅の中で価格が上がったり、下がったりを何度も繰り返す方向感がない相場のこと。

反対にどちらか一方向に進んでいるような相場を「トレンド相場」といいます。

ここでよく勘違いされることが一つ。

東京市場=レンジ相場=ボラティリティが低いという風に説明される方がいますが、

この式は必ずしも成り立つものではありません!!

ボラティリティとは、大きく分けて計算方法が2つあります。

  • その期間の単純な最高値と最安値の差を見る方法
  • その期間に含まれているローソク足1つ1つの高値・安値の差の合計or平均値を見る方法

それぞれ説明していきます(^▽^)/

<①の場合>

レンジ相場であれば、動いた値幅自体が小さいのでボラティリティが低い。

つまり、①の計算方法では、レンジ相場=ボラティリティが低いは成り立つ

<②の場合>

レンジ内で価格が頻繁に上下していた場合は、

ボラティリティが低いとは言えないような計算結果が出る。

つまり、東京相場=レンジが多いは成り立つけど、

東京相場=レンジが多い=ボラティリティが低いという式は必ずしも成り立つわけではない!

ボラティリティの計算の仕方次第って感じですね。

だから、東京市場は値動きが少ないからトレードに向いていないというのは違って、

それは①の計算方法で計算した場合です。

レンジであっても、しっかりと上下に値動きがあればレンジ用の手法を使って、

利益を出すことができます!

話は変わりますが、

日本人は逆張り好き、欧米人は順張りが好きとよく言われています。

「東京市場は、レンジ相場になりやすい」、「日本人は逆張りが好き」というステレオタイプが、より東京市場でレンジ相場ができやすくなっていると思います。

後ほど説明しますが、ロンドン市場はトレンド相場になりやすいです。

トレンド相場になりやすい理由は2つあり、

そのうちの1つは「ロンドン市場はトレンド相場が形成されやすい」というステレオタイプによって、

トレンド相場が形成されやすくなっています。

このように一般的にこうなりやすいという傾向に対するトレーダーの心理も、その傾向をより強固にする要素となっています。

だから、手法がトレンド手法なら、ロンドン市場、ニューヨーク市場でトレードしたほうがいいし、

レンジ相場の手法なら、東京市場でトレードしたほうがいいってかんじですかね。

同じ手法で勝ったり負けたりしているのは、もしかしたらトレード時間が原因かもしれませんよ?

チャートを見る時間を限定すれば、より勝てるようになるかもしれません。

チャートを見る時間を増やすことが必ずしもトレードチャンスが増えるとは限らないので。

負けやすい時間帯にトレードしない。負けを徹底的に排除する。

ちなみに東京市場は、毎回レンジなわけではありません。

この記事で説明している市場の値動きの特徴はあくまで「こうなりやすいよね」っていう傾向に過ぎないので、

過剰解釈しないようにお願いします(o*。_。)oペコッ

値動きの特徴はあくまで傾向に過ぎない!!過信しすぎちゃダメ!!

東京市場の流れを軽くまとめると、

<9:00> 開場

<9:55> 仲値

<11:00~> ほかのアジア勢参入 

<12:00~13:00> お昼休み

<13:00~15:00> ほかのアジア市場もお昼休みになり、取引量down↓

です!

これで東京市場は終わり!次はロンドン市場です!

ロンドン市場(15:00~0:30)

15時になると、ヨーロッパ市場での取引が活発になります。

(ちなみに冬時間の場合は、1時間遅れて16:00から市場が活発になります。)

欧州時間の主な市場

  • ロンドン市場(イギリス)
  • フランクフルト市場(ドイツ)
  • ユーロネクスト(旧:ヨーロッパ市場)

ロンドン市場は、3大市場の一つで、

東京市場とニューヨーク市場に挟まれています。

↑のイラストを見てもわかるように、東京市場、ニューヨーク市場と重なっている時間帯があります。

そのため、ロンドン市場は世界で一番の流通量を誇る市場です!!

なんとなくアメリカが一番かと思ってた~

ロンドン市場が一番なんですよ!

ちなみに、通貨別の流通量だと、ドル>ユーロ>円>ポンド

1位 ドル

2位 ユーロ

3位 円

4位 ポンド

ロンドン市場は世界一の取引量なのに、どうしてポンドは4位なの??

それは、ポンド自体の取引が多いわけではなく、ほかの大きな市場とのやり取りが多いからです。

特にロンドン時間は、欧州×欧州の通貨ペアがよく動くます。

(EURGBP、GBPCHFなど)

このようにその市場で取引されやすい通貨だったり、

通貨ぺアというのを覚えておくと、通貨ペアごとの戦略も立てやすいと思います。

ここでロンドン市場に説明をするうえで一番大事なことを説明します(^▽^)/

それは

ロンドンの初動は動きやすい!!

「初動が動きやすい」のは、どの市場にも共通していることですが、ロンドン市場の初動は説明したいことがいっぱいあります!!

先ほど、ロンドン市場は15:00から取引が盛んになると言いましたが、

株式市場の場合は16:00からオープンです。

じゃあ、為替勢も16:00から入ればいいのに1時間前(15:00)から入ってくるやつがいます。

そやつらを「アーリーロンドン」もしくは「ロンドンの早出勢」と呼びます。

こやつらは、ほんとに15:00になった瞬間に大きく動き出します

ロンドン勢は「俺たちで相場を作るんだ!値動きを発生させていくぞ!!」

ていう意識が強いです。

ロンドンの初動の特徴として、

  • 東京市場の勢力の損切りを狙いにくる(狩りにくる)
  • ダマシが起こりやすい

それぞれ詳しく説明していきます(^▽^)/

①東京市場の勢力の損切りを狙いにくるとは??

東京のマーケットの参加者たちは、15:00になったら帰ります。

でもその方たちのポジションは残っています。(全部決済して帰るわけじゃない)

だから、ロンドン勢は、この東京勢の損切りを狙います。

東京市場までに溜まった損切り注文(逆指値注文)を狙いにくるような注文が増えやすい

なんでそんなことするの?ヒドイ

ただの意地悪でそんなことをしているんじゃありません(笑)

★非常に重要★

ちょっと難しいんですが、ここは本当に重要なのでしっかり理解してほしいです!!

基本的に相場というのは、

「新規の買い」、「新規の売り」だけでは大きな価格変動への原動力にはなりません。

初心者の方は見落としがちなんですが、「エントリーの売り買い」以外にも、「決済の売り買い」も存在しています。

買いでエントリーしたら、利確(損切り)するときは売りの注文を出さなければなりません。

・ロングの決済注文は売り

・ショートの決済注文は買い

エントリーと決済の注文は逆になると覚えていただければ。

FXには、

の2つの種類の注文があります。

基本的にどちらか一方だけで価格が大きく動くということは少なく、

①と②で同じ方向に注文が入っていた時に価格は勢いをもって動き出します。

さらに決済注文には

①利確決済(プラス)

②建値決済(プラマイゼロ)

③損切り決済(マイナス)

の3種類があって、その中でも反対勢力の原動力となりやすいのが③損切り決済です。

なぜか。

それは、利確決済や建値決済の位置は、みんなバラバラだと思いますが、

損切り決済の場合は、目立つ水平線の下(上)、押し安値、戻り高値などある程度、

位置が決まっているから。

イラストで説明していきます(^▽^)/

ロンドン市場が始まって取引する人は東京市場までで溜まっている損切り注文を狩りに行って、さらに利益を伸ばそうとします。

ロンドン勢が、損切り注文を約定させるように新規の売りを入れる。

たくさん買い側の損切り注文が入っていそうなところまで現在レートを下げて損切りさせようとする。

→買いの損切りは売りだから下落は加速

新規の売り+決済の売り

「ダブルの圧力」

このダブルの圧力を理解すれば、伸びていく場所が分かるようになります!!

相場の値動きを考えるうえで必要不可欠な知識なのでしっかり理解しましょう!!

この傾向が起きやすいのは、

東京市場で、欧州通貨の前日高値or前日安値を更新した時です。

東京市場で前日高安値を更新してしまうと、

自分たちの通貨を荒らされたと感じ、むっちゃ怒りますヽ(`Д´)ノプンプン

だから、ロンドン時間になると、東京勢の損切りを狙って、損切りを約定させます。

こういうのはよくあるので、東京市場に欧州通貨が前日高安値を更新しているときは注意!!

更新していなくても、損切りを狩りに来ることは全然あります。あくまで傾向。

②ダマシが起きやすい

次は、ダマシが起きやすいについてです。

なぜかというと、

ロンドン勢はマーケットを作る意識が強いから。

例えば、

ロンドンの大口が「今日は上だー!!」と注文を入れます。

どれくらいほかの相場参入者がついてくるかを試します。

①みんながついてきてロングしてくれたら、レートが上がって利益を得る

②誰もついてこなかったら、自分だけ(大口)損して終わるから、全部決済して2倍、3倍の量で売る。

ロンドン市場の1日の流れ

<15:00> アーリーロンドン(ロンドンの早出勢)が入ってくる。

取引量が一気に増える。

<16:00> ロンドン・欧州の株式市場がオープン

株式市場がオープンすると、15:00からの流れと逆になることがよくあります。

ロンドンは本当に乱高下するので気を付けましょう(^▽^)/

<19:00> ロンドン勢お昼休み

開場から3、4時間たつとロンドンもお昼休みに入り、値動きが落ち着きだします。

ロンドンの初動が終わったら21:00~のニューヨーク市場がオープンするまで落ち着く。

<0:00> ロンドンフィックス

ロンドン市場の最後の山場となるロンドンフィックス(=ロンフィク)。

ロンフィクとは、東京市場でいうところの仲値のことで、

価格を決める対象が

・金や銀などの貴金属

・ユーロやポンド絡みの通貨ペア(クロスユーロ、クロスポンド)

です。これらの一日の取引レートを決めます。

金の決済通貨はドルなので、金の取引量が増加するとともにドルの取引量も増加します。

つまり、ロンドンフィックスにかけては、

ドル・ユーロ・ポンド絡みの通貨ペアの取引量が増加する。

東京仲値では、円安ドル高方向に動きやすいという傾向がありましたが、

ロンフィクでは、仲値のように相場の方向性に基本的な傾向はありません。

上がるか下がるかはその時次第。

まとめると、

ロンフィクには、こうなりやすいという傾向はなく、月末、期末、年末が特に動きやすい。さらにドル、ユーロ、ポンド絡みの通貨ペアが動きやすい、という特徴がある!

<0:30> ロンドンの株式市場がクローズ

0:00前後から大口たちが帰り支度を始めます。

ということは、手仕舞い(決済)の動きが出てくるので注意が必要です。

例えば、その日のユーロポンドが大きく上昇していたら、0:00前後に利確決済の売りが入ってくるので突然レートが下がったり。

これでロンドン市場の1日の流れの説明は終わりです(^▽^)/

次は、値動きの特徴です!

ロンドン市場の値動きの特徴

ロンドン市場の値動きの特徴はズバリ!

トレンド相場が多い!

ロンドン市場にトレンド相場が多い要因は2つあります。

  • ロンドン市場は各国の政治・経済ニュースの影響を受けやすいから。
  • 相場参入者のステレオタイプによって順張り戦略を立てる人が多いから。

それぞれ説明していきます。

①ロンドン市場は各国の政治・経済ニュースの影響を受けやすいから

ロンドン市場は各国の政治・経済のニュースを受けやすい市場。

特に21:30とか23:00のアメリカの経済指標の影響が大きいです

また、大きなトレンドはファンダメンタルズ的な要素によって生まれるので、重要なニュース・経済指標が発表されれば、

大局が決まり、その方向への注文が増える。

つまり、

主要な国(主にアメリカ)のニュースの影響を受けやすいので、大局が決まり、ロンドン市場では価格が一方向に伸びやすい。

②相場参入者のステレオタイプによって順張り戦略を立てる人が多いから

(先ほども説明しましたが、)

ロンドン市場=トレンド相場が多いというステレオタイプから、

相場参入者はトレンドに乗るような戦略(順張り)を立てることが多い。

それによって、トレンド形成の傾向がより強固になります。

つまり、

一般的にこうなりやすいという傾向に対するトレーダーの心理もその傾向をより強固にする要素となっている!

ロンドン市場に関しては、一通り説明し終わりました!

ロンドン市場の1日の流れをもう一度まとめます。

<15:00~16:00> ヨーロッパ市場が続々と開く。一気に取引量が増加。

<21:00~22:00> NY市場が始まる。1日で1番の取引量になる。

<0:00> ロンドンフィックス。一時的に取引量が増える。

さらに、ロンドン市場の値動きの特徴は、

トレンド相場を形成しやすい

ニューヨーク市場(21:00~5:00)

21:00前後になると、次はニューヨーク市場が開場します。

注意しなければならないのが、21:00「前後」です。

21:00ピッタリじゃないんです。

東京市場は9:00、ロンドン市場は15:00ちょうどに入ってくるけど、

ニューヨーク市場は8:30の時もあるし、21:00の時も、21:30の時もあるって感じです。

ニューヨーク時間の主な市場

  • ニューヨーク市場(アメリカ)
  • トロント市場(カナダ)

ロンドン市場の時と同じようにNY市場の開場のタイミングでも欧州時間に入った損切り注文を狙いにいくような動きが出てきます。

しかし、ロンドン市場がまだ終わっていなので損切りを狩って真逆の方向に進むことは少ないです。

全体的にはロンドン市場と同じ方向に進んでいくことの方が多いように感じます。

開場のタイミングで一時的な逆行が出る可能性があるので、一度ニューヨーク市場が始まってから値動きの様子見をしてからエントリーするのもありかなと思います。

開場から1,2時間の間にはアメリカの経済指標の発表が行われます。

どんな経済指標が発表されるかは毎日確認してください!

僕はいつも「外為どっとコム」の経済指標カレンダーを見ています。

超重要な指標は、発表と同時に大きく動くのでしっかり確認!

外為どっとコム

「みんかぶ」は重要度を★の数で表しています。分かりやすいですね!

みんかぶ

どこの経済指標カレンダーでも大して変わらないと思うので、自分の好きなところで。

ニューヨーク市場の1日の流れ

<21:00前後> ニューヨーク市場開場

<22:30> ニューヨーク株式市場オープン

<23:00> NYオプションカット

23:00はオプションの期限です。

オプションに関しては、また別の記事で説明したいと思います!すみません(o*。_。)oペコッ

重要なことは、

大きいオプションがあって、大事なレート(160.50など)に近づくと、23:00まで値動きが膠着(こうちゃく)するってこと。

これだけ今は覚えていただければと思います!

<0:00> ロンドンフィックス

ロンドンフィックスについては先ほど説明したので省きます。

ロンドンフィックス後は、ロンドン勢が帰り始めるので、流動性が低くなります

0:00から取引量は減少をし続け、5:00になるとNY市場も終わります。

5:00からはオセアニア市場が始まり、また新たな1日のスタートです。

NY市場が盛んなのはロンドン市場と重なっている21:00~24:00まで。

さらに取引量が多く、値動きが活発ということは、テクニカル分析がとても効きやすくなります。

テクニカル分析が効きやすいということは、例えば、大事なラインをブレイクした時に伸びていきやすいことを意味します。

逆にオセアニア市場や東京タイム、0:00以降に大事なラインをブレイクしても値動きは生まれません。

大きな値動きが生まれるためには、取引量が大事。

なぜなら、大きくレートが走るためには①新規の売り買い②決済の売り買いが必要だから。

新規の注文と決済の注文が同じ方向の時に、価格は大きく伸びる。ダブルの圧力。

そもそもの取引量が少ないと、大事なラインをブレイクしてもついてくる人がいない(新規の注文がない)、

そして、損切りの注文量も少ない。

だから取引量が少ない時にブレイクしても伸びないってこと。

どの時間帯に大事なラインを抜けたかっていうのは、利益目標も変わってくるから、「時間帯」を意識するのは大事。

先ほども「ダブルの圧力」の説明をしたので、詳しくはこちら←

もうひとつ。

NY市場の終わりは「一日の市場の終わり」。

その日に持ったポジションを決済するような注文がNYの午後に多く入ります。

決済注文というのは、最初に入った(エントリーした)ポジションの逆の注文なので、

それまで出ていたトレンドがそのまま継続しないケースが多いです。

さらにNY市場の終わり(5:00)は相場参入者が少なく取引量も少なくなるから、

テクニカルも効きにくくなるし、突然大きな注文が入るとオセアニア市場同様に価格が一気に飛ぶ。

それに伴ってスプレッドの拡大が起こる。

つまり、

日本時間の深夜から早朝はスプレッドが広がるのでトレードすべきじゃない!寝よう!

あと、NYもしくはロンドンがお休みの時は1日を通して値動きが乏しいので休みましょう!

いつがお休みかは経済指標カレンダーを見れば分かります!

これは「みんかぶ」の金融市場休日カレンダーです。

みんかぶ

ニューヨーク市場の値動きの特徴

ニューヨーク市場の値動きの特徴は、ロンドン市場と同様、

トレンド相場が多い

ほとんどロンドン市場と同じなのでいうことなしです。

最後に、

NY市場でトレードするうえで意識することは、NY市場開場で、

どちらの方向への勢いが強くなるかを逆指値注文が溜まっている位置に注目して判断すること。

ダブルの圧力が分かれば、利益が伸びていく場所が分かるので、エントリーする際のヒントになります。

NY勢、ロンドン勢の「損切りを狙う」という初動の特徴に乗る手法があるので、また今後記事にできたらと思います。

しばしお待ちを。

まとめ:21:00~24:00にトレードしよう!

リヒト

お疲れさまでした!

今回の記事では、「外国為替市場の1日の流れ」、「各市場の特徴」について、

どうしてそんな値動きが起きるのか、どんな仕組みなのかなど、詳しく説明しました!

おすすめの時間帯はズバリ

21:00~24:00!ロンドン市場とNY市場が重なる時間帯!

長い時間チャートを見ていればトレード回数を増やせるわけではありません。動かない時間帯、自分の手法に合わない時間帯にチャートに張り付いていても意味がないです。

兼業の方は、21:00~24:00がいいと思いますが、

ずっと見れるよって方は、15:00~24:00がいいかなと思います。

でも、レンジ手法がある方は東京市場でトレードしてもいいと思います。

つまり、

自分のトレードスタイルに合った時間帯でトレードすること。

トレードに適さない時間帯にトレードをしないこと。

今回の記事の内容は、テクニカル分析をどれだけ勉強していても絶対に分からないことです。

でも、「時間帯、市場ごとの特徴」はトレードしていく上で必ず知っておくべき知識なのでしっかり頭に入れておきましょう!!

それではまたお会いしましょう!

じゃ、ばいばい

次に読んでほしい記事は以下の記事です!今回学んだ「ダブルの圧力」「注文の集中」が使えます!

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この記事を書いた人

2004生まれ。 
FP2級の資格保有。
FX勉強中🖋📖 アウトプットとして、当ブログを運営。
某国公立大学在学中の僕が、どのサイトよりも分かりやすくFXの解説をしています!
皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
最近、おろちんゆーにはまった。

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