【FX初心者必見】ロット計算のやり方を徹底解説!ロット計算しないと一生負け組ですよ?

FX初心者さんの中には、「ロット計算ってどうやるの?」、「ロット計算ってやる意味あるの?」、「固定ロットじゃいけないの?」などなど、いろいろな疑問を持った方が多くいると思います。

なので、今回は、勝ち組になるために必要不可欠である「ロット計算」について、実際に問題を解いていきながら解説していこうと思います。

今回の記事は以下のような方におすすめです。

  • ロット計算のやり方を知りたい
  • なぜロット計算が必要なのか知りたい
  • ロット計算が難しくて、いつも適当にロットを決めている

この記事を読めば、自分に適切なロットを計算することができるようになり、勝ち組トレーダーに近づくことができるでしょう!この記事の最後には、ロット計算をやってくれるインジケーターを紹介します!

それでは、話していくう(^▽^)/

目次

FXで負け続ける人は、”資金管理が”できていない

FXで負け続ける人は、資金管理ができていません。

FX初心者の方は、勝てる手法を使うことが、一番大事だと思っている方がたくさんいると思いますが、

トレード手法はが良いか悪いかは人それぞれ好みもあったりするので、あまり重要ではありません。

(まあ、絶対勝てないでしょ、、って手法はダメですが)

一番上が売買手法、投資手法です。テクニックとかスキルは最後です。ところが、逆になっちゃっている人がすごく多い。「何をいつ買ったらいいのか」「どこで売ったらいいのか」といった手法をまず知りたがるんです。でも、それだとピラミッドが逆さまになってしまい、全然安定しないじゃないですか。すぐひっくり返ってしまいます。

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1番土台にあるのは、資金管理(ロット管理)です。

FXで負け続けている人は、このロット管理をおろそかにしています。

だから9割の人は、勝ち続けることができないんです。

ということは、

ロット管理ができるようになれば、上位10%に入ったと言っても過言じゃないです。

それくらい、大事なのにめんどくさいからってやらない人が多いんです。

この記事を読んでくださっている読者の皆さんには、勝ち組になってほしいので、

ロット計算をしっかりマスターしてほしいです!

(やり方が分かれば、小学生でもできますよー)

それでは、行きましょう(*’▽’)

ロットを計算するための式

まずは、ロットを計算するための基本的な式を見てもらおうと思います。

ロット=①損失許容額÷②損切り幅

↑の式は、基本的な式です。通貨ペアによっては、この式にもうひと手間加えなければいけません(そんなに難しくないです)

ロットとは、取引単位のこと。ロットについてもっと詳しく知りたい方はこちら←

ロット計算をする意味

次は、ロット計算をする目的、意味について説明します。

ロット計算の目的は、

あらかじめ、決めておいた損切り位置に到達したときに、自分が失う額をロットを調整することにより、損失を限定(固定)してあげること。

つまり、ロット計算をすることで、

トレードごとに得るor売るpips幅が変わっても、得るor失う金額自体は、変わらないようにする。

トレードで得るor失う額をpips幅に縛られないようにする。

トレードしたことある方は、わかるかもしれないんですが、ドル円と、ユーロドルでそれぞれ1万通貨買った場合、1pipsで得るor失う額は異なります。

ドル円とユーロドルで1万通貨を買った場合、1ピップスで得るまたは失う金額が異なる理由は、通貨ペアの価格と1ピップスの価値が異なるからです。

ドル円の価格は通常、小数点以下2桁で表されます。1ピップスの変動は最後の桁の1つ分です。たとえば、109.50から109.51に変動した場合、これは1ピップスの変動であり、その価値は0.01円です。
よって、1万通貨での1ピップスの価値は、0.01円 × 1万 = 100円となります。

ユーロドルの価格は通常、小数点以下4桁で表されます。1ピップスの変動は最後の桁の1つ分です。たとえば、1.2345から1.2346に変動した場合、これは1ピップスの変動であり、その価値は0.0001ドルです。
よって、1万通貨での1ピップスの価値は、0.0001ドル × 1万 = 1ドルとなります。

1ドル=100円の場合は、決済通貨(通貨ペアの後ろの通貨)が円の通貨ペアと決済通貨がドルの通貨ペアは、1pipsの価値が同じになる

でも、ロット計算をすることで、どんな通貨ペアでも、ボラティリティが違っても、時間足が違っても、得るor失う額を固定することができます。

FXの取引を始めたばかりの方は、はじめはうまく利益を出せないですよね。(当たり前ですが)

だからといって計画性なく闇雲に取引をしたり、早く稼ぎたいからっと言って、限界までレバレッジを張って、投資資金が無くなって退場、、という事態は避けたい。

だから、許容できる損失を最初に決めて、その範囲でロット数を設定するのがおすすめ。

FXには、必ず負けるときがあります。

勝率100%の手法(聖杯)はありません。

だからこそ、負けのターンにちゃんと自分の損失許容額の範囲で損切りをする。

で、勝ちのターンではしっかり利益を伸ばす。

これを繰り返していれば、資金は必ず増えていきます。

一つ一つのトレードの結果に左右されないで。

トータルで勝つのがFXだから。

↑この思考は大事

固定ロットじゃダメなの?

ここで、

固定ロットじゃなんでダメなの?

と、思われる方もいると思うので、固定ロットのメリット・デメリットを説明していきたいと思います。

固定ロットのメリット

固定ロットのメリット

  • いち早くポジションを入れることができる。   
  • トレード前に余裕ができる

それぞれ解説していきます。

いち早くポジションを入れることができる

固定ロットは、〇〇ロットでトレードする!とあらかじめ決まているので、

トレードしようって時にすぐにエントリーボタンを押すことができますね。

瞬間的にポジションを入れなければいけないスキャルピングなどの超短期間のトレードをされる方は、固定ロットの方がいいのかな、と思います。

トレード前に余裕ができる

固定ロットは、あらかじめロット数が決まっているので、トレード前に焦ることはないし、しっかりチャートを見れるので、いいタイミングでエントリーできる。

一方で、変動ロットの場合は、トレードするぞ!!って時に、電卓などでポチポチ計算しなくてはいけないので、

トレードタイミングを逃したり、焦って本来は入るべきじゃないところでエントリーしたり、、、て感じです。

計算しなくていいっているのは固定ロットの最大のメリットかな、と思います。

固定ロットのデメリット

固定ロットのデメリット

  • ロットを変更するタイミングが難しい
  • 損切りまでのpips幅によって、損失額が異なる

それぞれ解説していきます(^▽^)/

ロットを変更するタイミングが難しい

変動ロットであれば、資金が増えていけば、おのずとロット数も増えていきますが、

固定ロットだと、どのくらいの資金になったら、ロット数を増やすっていうのを自分で決めないといけません。

損切りまでのpips幅によって、損失額が異なる

固定ロットの場合、損切りのpips幅がある程度一定の人じゃないと、予想外の損失を出すことがあります。

なぜなら、値動きの大きさ(ボラティリティ)は、通貨ペアごとに大きく異なるから。

ボラティリティの大きさによって、なんで損失額が違うの?

例えば、ポンド/豪ドル(ボラティリティが大きい)とドル円(ボラティリティが小さい)で同じトレード(同じ時間足・同じ分析)で同じような損切りをする場合、

ドル円は、失う金額が少ないけど、ポンド/豪ドルは失う額が多いってことになってしまいます。

ボラティリティが大きい」とは、価格が大きく変動することを指します。例えば、1日の間に100pips以上動くなど。

一方で「ボラティリティが小さい」とは、価格の変動が比較的小さいことを指します。一日の変動幅が20pips程度で、価格が安定している状態です。

ちょっと理解しづらいので、イラストで説明しますね。

ボラティリティの大きさが違う=損切りのpips幅が違う。

もし、固定ロットだった場合、ドル円で勝っても、ポンド/豪ドルで負けたら取り返すのに時間がかかりますよね。

また、仮に同じ通貨ペアでも、時間足が違ったり、ポジション保有時間が違ったりすれば当然、得るor失うpips幅が違ってきますよね。

例えば、ドル円で5分足の短期間のトレードをするのと、4時間足で数日かけるようなトレードでは、pips幅に大きな差が出てしまいます。

だから、今回教えるロット計算をトレード前にきちんと行って適切なロット数に調整してあげることが大事!

ロット計算をちゃんとやれば、その通貨ペアのボラティリティの大きさに関わらず、時間足に関わらず、

逆指値注文が約定されたときの損失額を一定にすることができます!

失われる額が固定されるということは、すなわち

正しく資金管理ができている!!ということ

pips幅の大きさによって損失額が変わるなんて、資金管理が全くできていません。

さて、ここまで説明して、

僕は、ドル円でデイトレードしかしないから固定ロットで大丈夫 !!

と、考える方もいるかもしれませんが、1つの通貨ペアしか見ないとなると、チャンスがむちゃくちゃ限られてしまします!

ドル円の形は悪いけど、ユーロドルはチャンスだな。って時もたくさんあるし、

通貨ペアは全部ダメだけど、株価指数やGold、仮想通貨の形はむっちゃいい!ってときもあるかもしれません。

めんどくさいから、1つの通貨ペアしか見ないって方もいるかもしれませんが、もったいないです!

より効率的により短期間で稼ぎたいなら食わず嫌いせずに多くの通貨ペアを見るべきです!

実際に計算をしてみよう!

リヒト

お待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません。

では、実際にロットを計算してみましょう!問題を4問用意しました!

皆さんも一緒に問題を解いてみてください!

ロット=①損失許容額÷②損切り幅

上の式を使ってやってみてね!

問1

・チャートはドル円

買いでトレードを検討中

・トレードの損失許容額は3万円

・買値157.111、売値157.086、逆指値156.906

あなたが張るべきロット数(1ロット=10万通貨)を求めよ。                       

答え合わせ←押してね

A,1.46ロット

<解説>

それでは解説(^▽^)/

ロット計算式は、「ロット=損失許容額÷損切り幅」です。

では、まずは損失許容額。

これは問題文に書いてある通り、3万円ですね。素直に代入

次は損切り幅。

今回は買いエントリーだから、

建値=買値(157,111)

つまり、買値-逆指値=損切り幅

157.111-156.906=0.205円

必要な数字がそろったので、計算すると、

3万÷0.205=146,341.4634146341(単位をそろえる、〇÷△pipsはダメ!)

146,341ロット?いや、違います

146,341「通貨」です!

10万通貨=1ロットなので

1.46341ロット

さらに、ロットは小数点第2位までなので、四捨五入して

1.46ロット!!

ちなみに、157.111-156.906=0.205円と出ましたが、これをpipsに直すとどうなるか分かりますか?

ドル円、クロス円は、1pips=1銭です。(小数点第二位のところ)

pipsについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください!

【初心者必見】pipsとスプレッドを分かりやすく解説!

問2

・チャートは、ユーロ円

・売りでトレードを検討中

・損失許容額は42000円

・買値169.023、売値168.990、逆指値169.852

あなたが張るべきロット数(1ロット=10万通貨)を求めよ。

3

2

1

答え合わせ←押してね

A、0.49ロット

<解説>

それでは解説(^▽^)/

ロット計算式は、「ロット=損失許容額÷損切り幅」です。

では、まずは損失許容額。

42000円ですね。

次に損切り幅を求めます。

今回は売りから入るので、建値=売値

つまり逆指値-売値=損切り幅

てことで、169.852-168.990=0.862円

必要な数字がそろったので式に代入(^▽^)/

42000円÷0.862円=48,723.89791183295

48,723ロットではなく、

48,723通貨でしたね。

10万通貨=1ロットなので、

48,723=0.48723ロット

で、ロットは小数点第二位までなので、四捨五入するので

0.49ロット!

次からは、決済通貨が円じゃないパターンです!

問3

  • チャートは、ユーロドル
  • 売りでトレードを検討中
  • 損失許容額は10万円
  • 買値1.06726、売値1.06704、逆指値1.06958
  • その時のドル円のレートは、157.324円

あなたが張るべきロット数(1ロット=10万通貨)を求めよ。

3

2

1

答え合わせ←押してね

A.2.5ロット

<解説>

損失許容額は、10万円

損切り幅は、今回は売りエントリーのため、

建値=売値

つまり、逆指値-売値=損切り幅

1.06958-1.06704=0.00254ドル

二つの数字がそろった!

10万÷0.00254=39,370,078.74015748

39,370,078ロット!?なわけないですよね。

今回のような問題は、最後にもうひと手間いります!

今回の決済通貨(後ろの通貨)は、円じゃなくて、「ドル」なので、

ドル円のレート(157.324円)で割らなくちゃいけません!

すると、

39,370,078÷157.324=250,248通貨

10万通貨=1ロットだから

2.50ロット!!

決済通貨が円じゃない通貨ペアは、最後にひと手間が必要!

簡単簡単♪

ちなみに、1.06958-1.06704=0.00254と出ましたが、これをpipsに直すとどうなるか分かりますか?

小数点第4位が1pipsです!

ということは、0.00254=25.4pips

問4 最終問題です

  • チャートは、ドル/カナダドル
  • 買いでトレードを検討中
  • 損失許容額は58000円
  • 買値1.37755、売値1.37725、逆指値1.37580

あなたが張るべきロット数(1ロット=10万通貨)を求めよ。

以下の中から、必要な数字を使ってください。

ドル円のレートは、156.87

ユーロ/カナダドルのレートは、1.46978

カナダドル/円のレートは、114.506

3

2

1

答え合わせ←押してね

A.2.89ロット

<解説>

損失許容額は、58000円

買いエントリーだから、

建値=買値

つまり、買値-逆指値=損切り幅

ということは、

1.37755-1.37580=0.00175

二つの数字を使って計算すると、

58000円÷0.00175=33,142,857

ここで終わっちゃいけない!

もうひと手間!

ドル/カナダドルの決済通貨はカナダドルなので、

最後にカナダドル円のレートで割ってあげないといけません。

カナダドル円のレートは、114.506円なので

33,142,857÷114.506=289,442通貨

289442通貨=2.89ロット!

これで問題演習は終わりです!

もっと詳しく

問題演習お疲れさまでした。

読者さんの中には、

どうして、最後にレートで割らないといけないやつと、そのままでいいのがあるの?

って疑問に思っている方もいるかもしれないので、

解説していこうと思います(^▽^)/

正直知らなくていいことなので、興味ない人は飛ばしてくださいな。次に飛ばす方へ

では、解説に入っていきます。

問1と問2のドル円とクロス円のロット計算は、

ロット=損失許容額÷損切り幅

をするだけで計算することができましたが、

それは、決済通貨が「円」だからです。

この決済通貨というのは、損益の計算で使われる通貨のことです。

トレードをしたら、証拠金の損益が勝手に「円」で計算されてますよね?

(中にはUSD表記にしている方もいるかもしれませんが)

つまり、ドル円、クロス円を取引するときは、後ろについている「円」で損益が計算されているということ。

たとえば、10000円(証拠金)をもって買い物に行きました。そこで2000円のお米を買いました。残りは8000円です。って感じです。

↑これが、決済通貨が「円」の場合です。単位が「円」でそろっていたら計算が楽ですよね。

でも、決済通貨が「円以外」の場合は、、

10000円(証拠金)をもって買い物に行きました。20ドルのお米を買いました。残りは????ってなりますよね?

単位がそろっていないと計算できない!!

この「単位がそろう」っているのがむちゃくちゃ大事で

ドル円、クロス円の場合は、

10000(損失許容額)÷0.251(損切り幅)=39840通貨

じゃあ、それ以外の通貨ペアだったら、(例はユーロドル)

10000÷0.00175ドル=5,714,285

ドル円のレートが131.5円

5,714,285÷131.5=43,454通貨

単位が違うから、ドル円のレートで割って、「円」にするって感じです。

「円」にするというより、単位をすべて打ち消す?といった方がいいかもしれません。

例えば、単位がそろっている場合は、10000円/0.251円で分子と分母で「円」の単位が両方にあるため、計算の結果、「円」の単位は消えて、単位のない数値が残ります。

具体的に説明すると、分数の分子と分母に同じ単位がある場合、その単位は相殺されます。これは基本的な数学の原則であり、単位の打ち消しと呼ばれます。

じゃあ、単位がそろっていない場合、10000円/0.0025ドルで打ち消せない。じゃあどうするか、150円/ドルで割って単位を相殺すればいいってこと。

円/ドル÷円/ドル=円/ドル×ドル/円

んー、うまく説明できてない気がする。

まあ、なんとなーく理解していただければと思います。こんなこと知らなくてもモーマンタイです。

ロット計算、めんどくさい!って方へ

ロット計算が大事なのはむちゃくちゃ理解した!でも、いちいちトレード前に計算するのはめんどくさい!って方は、

ロット計算をしてくれるインジケーターを使うことを超おすすめします!

僕もずっと使っています!

3000円です。(決して安いとは言えないですけど、ほんとにむちゃくちゃ便利だから使ってほしい!!)


【MT4】ロット自動調整エントリーツール

【MT5】ロット自動調整エントリーツール

まとめ:資金管理ができないと絶対に勝てない

リヒト

お疲れさまでした!!

ロット計算できるようになりましたか??

ロット=①損失許容額÷②損切り幅

↑しっかり覚えていってください!!

この記事を読んだ後は、ちゃんとロット計算してトレードしないと、怒ります!

資金管理ができないと絶対に勝てません。

どんなに勝てる手法だとしても、資金管理ができていないと意味がありません。

手法や人によって資金管理のやり方は違います。(勝率重視or損益重視、短期間(1年以内)で稼ぎたいor長期間かけて稼ぎたいなど)

巷でよく言われている「2%ルール」ではなく、

自分に合った資金管理方法を知りたい方は、以下の記事がおすすめです(^▽^)/

・自分に合った資金管理!

この記事を書いた人

大学2年生 2004生まれ。 
FP2級の資格保有。
FX勉強中🖋📖 アウトプットとして、当ブログを運営。
某国公立大学在学中の僕が、どのサイトよりも分かりやすくFXの解説をしています!
皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
最近、おろちんゆーにはまった。

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