本記事は5000文字あります。
こんにちは!リヒトです。
「水平線の引き方が分からない、むちゃくちゃ効く水平線の引き方を知りたい」
「いつも引いているけど、効く時と効かない時がある。どんな時でも効く水平線を引けるようになりたい」
そんなあなたのために記事を書きました。
本記事の内容
- FXの「水平線」とは
- 水平線の役割
- 水平線を引くべき場所は?【注文が集中しているところ】
この記事を読めば、初心者でも自信を持って水平線を引けるようになります!目指せ!水平線マスター!
多くのトレーダーが引くところに水平線を引くことができれば、水平線”だけ”で勝っていくことも可能ですよ!!
それでは、話していくぅ(^▽^)/
某国公立大学在学中の僕が、
どのサイトよりも分かりやすく解説しています!
FXの「水平線」とは
「水平線」とは、チャート上で価格が反発しやすいとされる線のこと。
水平線が正しく引ければ、水平線「だけ」で勝てるようになるほど、強力なテクニカルラインです。
誰でも引ける単純さ、だからこそ本当に効く、正しいところに水平線を引くのは難しい。
「FX 水平線 引き方」を調べても、
→高値と安値に引きましょう。反発回数が多いところに引きましょう。
たしかに、引くべき場所はそこですが何でそこに引くの?なんで効くの?と疑問に感じている方はいませんか?
FXで勝てるようになるには、「こうすればいい!」ということをそのまま受け取るのではなく、
なぜそうなるのか。なぜ効くのか。
本質を知ることが大切。
本質を理解することで応用にも対応ができる。
だから今回の記事では、皆さんが最短、最速で稼げるようになるために、
水平線の引き方はもちろん、なぜそこに引くのか、なぜ水平線が機能するのかなど、「水平線の本質」を説明していきたいと思います(^▽^)/
水平線には2種類ある
水平線には、「サポートライン」と「レジスタンスライン」の2種類あります。
サポートラインとは、安値を2点以上結んだ線で価格を上にサポートするラインのこと。
レジスタンスラインとは、高値を2点以上結んだ線で価格を下に跳ね返すラインのこと。
さらに、サポートラインとレジスタンスラインは役割が転換することがあり、
それを「サポレジ転換」といいます。
水平線の役割
水平線の役割は2つあると僕は考えます。
水平線の役割
- 価格が反発する場所が分かる
- 今の相場がどのエリアに属しているかが分かる
それぞれ説明していきます(^▽^)/
水平線の役割① 価格が反発する場所が分かる
水平線を引くことによって、相場がどこで反転するかが視覚的にわかるようになります。
さらに、反発する場所が分かれば、水平線をエントリー根拠にしてトレードすることができます。
水平線の役割② 今の相場がどのエリアに属しているかが分かる
水平線を引くことにとって、今の相場がどのエリアに属しているかが分かるようになります。
例えば、下のイラストの相場に水平線を引くと、
150.00~150.50のエリアで推移していることが分かる。
だから、150.50で反発売りエントリーをしたら、150.00まで狙えるかな、という戦略を立てられる!!
水平線を引く=今の相場が属しているエリアが分かる=戦略が立てやすくなる
水平線を引くべき場所は?【注文が集中しているところ】
水平線を引くべき場所はズバリ
注文が集中しているところ!!
↑これだけを意識していれば正しい位置に水平線を引くことができます。
巷でよく言われている「水平線を引くべき場所」は、
- 反発回数が多いところに引く
- 押し安値・戻り高値に引く
- レンジの上限・下限に引く
などですかね。
これらはあっています。
でも、なぜここに引くか、なぜ水平線が効くのか分かりますか?
それは、その水平線を境に売り手と買い手の攻防が繰り広げられているから。
要は、注文が集中しているから。
「どこに注文が溜まっているかを見極める」
これがちゃんと機能する水平線”だけ”を引く方法。
他のブログで水平線が機能するのは
「世界中のトレーダーが同じチャートを見ているから」と説明されていました。
確かにそう。なんですけど、だから何?って感じじゃないですか?ちょっと言葉足らずかなと。
世界中のトレーダーが同じチャートを見ている。
ということは、
この付近で反発したら買おう(売ろう)とか何人もそう考える。
→その付近には注文が溜まっている。
注文が溜まっているから、水平線がちゃんと機能する。
ちなみに水平線に限らずすべてのテクニカル分析に「注文の集中」は当てはまります。
「注文の集中」を意識しながら、チャート分析していただければと思います。
(今はこの説明を聞いてもよくわからないと思うので、この記事を最後まで読んでもう一度読んでいただければ、と思います。)
さっきから注文の集中って何。
という方が多いと思うので、いまから詳しく解説していきます(^▽^)/
注文の集中とは、その付近に新規注文と損切り注文が集中していることです。
説明しやすいのでレンジの場合で説明します。
この場合、どこに、どんな風に注文が入っているかというと、
こんな感じで注文が集中しています。
損切りになりたくないからお互い頑張って新規の注文を入れるって感じです。
じゃあ、注文が集中していると何が起きるのか(ダブルの圧力について説明します)
ちょっと難しいんですが、ここは本当に重要なのでしっかり理解してほしいです!!
基本的に相場というのは、
「新規の買い」、「新規の売り」だけでは大きな価格変動への原動力にはなりません。
初心者の方は見落としがちなんですが、「エントリーの売り買い」以外にも、「決済の売り買い」も存在しています。
買いでエントリーしたら、利確(損切り)するときは売りの注文を出さなければなりません。
・ロングの決済注文は売り
・ショートの決済注文は買い
エントリーと決済の注文は逆になると覚えていただければ。
FXには、
①新規の注文
②決済の注文
の2つの種類の注文があります。
基本的にどちらか一方だけで価格が大きく動くということは少なく、
①と②で同じ方向に注文が入っていた時に価格は勢いをもって動き出します。
さらに決済注文には
①利確決済(プラス)
②建値決済(プラマイゼロ)
③損切り決済(マイナス)
の3種類があって、その中でも反対勢力の原動力となりやすいのが③損切り決済です。
なぜか。
それは、利確決済や建値決済の位置は、みんなバラバラだと思いますが、
損切り決済の場合は、目立つ水平線の下(上)、押し安値、戻り高値などある程度、
位置が決まっているから。
イラストで説明していきます(^▽^)/
意識されている水平線。
水平線の上には買いの新規注文。
水平線の下には買いの損切り注文、つまり決済の売り注文。
水平線付近には注文が集中している。
売り手は、買い手の損切りを狩るために売り注文を出す。
ラインをブレイクしたことで買いの損切り注文(売り)が約定される。
さらに、ブレイクしたことで、さらなる新規の売り注文が入ってくる。
で価格はさらに伸びていく(ダブルの圧力)
新規の売り+決済の売り
「ダブルの圧力」
このダブルの圧力を理解すれば、伸びていく場所が分かるようになります!!
同水平線付近での攻防が長ければ長いほど、
損切り注文が溜まっていれば溜まっているだけブレイクした時の価格の伸びはすごいです。
相場の値動きを考えるうえで必要不可欠な知識なのでしっかり理解しましょう!!
注文の集中、ダブルの圧力についてよーく理解した人は、
先ほど説明した水平線を引くべきポイント①~③について、それぞれどこに注文が溜まっているかを解説していきたいと思います!
読者の皆さんも考えながら読んでみてください!
どこに注文が溜まっているのか
巷でよく言われている「水平線を引くべき場所」は、
- 反発回数が多いところに引く
- 押し安値・戻り高値に引く
- レンジの上限・下限に引く
でしたね。
それでは、これらのポイントのどこに注文が集中しているか、見てみましょう!
①反発回数が多いところに引く
反発回数が多いところに引く場合は、どこに注文が溜まっているのでしょう。
以下のイラストを見て考えてみてください。
答えは、
はじめはレジスタンスラインで、「新規の売り注文」と「損切り注文(買い)」が集中していますが、
レジスタンスラインをブレイクして今度はサポートラインに役割が転換しました(レジサポ転換ですね)
サポートラインに変わると、次は「新規の買い注文」と「損切り注文(売り)」が集中していますね。
こんな感じですかね(笑)こんな感じでチャートの裏側、トレーダーたちの気持ちを考えてチャートを見ていたら面白いですよ。
②押し安値・戻り高値に引く
次、押し安値・戻り高値に引く場合はどこに注文が入っているでしょう。
押し安値の水平線付近、戻り高値の水平線付近にどんな注文が入っているか、考えていただければ、と思います。
その時のみんなの気持ちも考えてみて。
答えは、
③レンジの上限・下限に引く
最後はレンジの場合です。先ほど説明しましたが、もう一度説明します(^▽^)/
以下のイラストの場合、どこに注文が溜まっているでしょう。
答えは、
このレンジがどちらかにブレイクすると、、
これで水平線を引くべきポイント①~③についてすべて「注文の集中」に注目して説明しました!
きちんと注文が溜まっているところに水平線を引くことができれば、初心者さんが陥りがちな「水平線引きすぎ問題」もなくなりますよ!
常に「注文の集中」を意識してチャートを見てみましょう!
特にブレイクアウト手法を使っている初心者さんは、ブレイクアウトで伸びるか否かはこの「注文が集中」していて、「ダブルの圧力」があるかが問題なので、しっかり身につけましょう!
もともと注文が溜まっていないところをブレイクしても、なにも起こりませんよね。ブレイクアウト手法の記事はしばしお待ちを。
ほかの手法を使っている方も、今回説明した「注文の集中」、「ダブルの圧力」が分かれば、より効率的に稼ぐことができますよ!
また、注文が溜まって大きな動きが出るには「取引量」が大事です。
つまり、取引量が多い「時間帯」でトレードしなくちゃ意味がない。
てことで、以下は時間帯ごとの特徴、各市場ごとの特徴についての記事です!
稼げる時間帯を知りたい方はぜひ!
水平線を使ったエントリーをする時の注意点
最後に「水平線を使ったエントリーをする時の注意点」です。
それは、
水平線の反発を狙う場合、タッチした瞬間にエントリーするな。
です。
水平線にタッチした瞬間にエントリーすると、
もちろん狙い通り、反発するときもありますが、そのまま抜けていくこともあります。
だから、水平線に当たった瞬間ではなく、
水平線に当たって何かしらの反発の動きが出てからエントリーしましょう!
反発の動きとは、
- 包足が出る
- 下位足に落とした時にWトップ、ボトムが出る
- 直前までに出ているトレンドが終了している(押し安値、戻り高値をブレイク)etc..
今回説明した以外にも多くの反発の動きのパターンがあります!今回のはほんの一例です。
まとめ:注文の集中を見極めろ
お疲れさまでした!
今回は、「注文の集中」を意識すれば水平線は引ける!ってことを解説しました!
皆さんにこれからやってほしいことは一つ。
今のチャートを見て、「注文がどこに溜まっているか」「今の売り手買い手はどんな気持ちか」考えること!!
もちろん、はじめはどこに注文が溜まっているか分からないと思います。
でも、毎日チャートを見て、「ここに注文溜まっていそうだな」「あ、今ここに損切りを置いていた人狩られたな、どんまい!」
て感じで見ていただければ、おのずと注文が溜まっている場所が分かるようになります。
答え合わせもできますし。(反発したり、ブレイクして価格が大きく伸びた場合は、そこにたくさんの注文があった証拠)
ではまたお会いしましょう!
じゃ、ばいばい。
以下の記事でチャートパターンの解説をしているので、まだ勉強していないよーという方はぜひ!
(この記事だけの情報もあります←一通りチャートパターンを学んだ方にも有益な情報です)